フランス語の le confinement(ル コンフィヌモン=監禁、拘禁、幽閉)という単語は、はるか昔にクロアチアのザグレブを舞台にした推理小説を読んだ時に出てきたことを覚えていて、それが今、ロックダウンという意味で使われています。小説のシーンを軽々と超える状況が世界中で広がっています。
私も早々に、普段と異なる環境で自主的にコンフィヌモン。日々の生活のタイムスケジュールもかなり変わりました。ガーデニングらしきことも始めたら、楽しくて時間を忘れてしまうほど。ハーブの種類をどんどん増やしていき、ボリジの苗も植えてみました。レストランのサラダにのせられていた、あのブルーの花!この青は マドンナブルーと呼ばれる色だそう。 見ていると気持ちが和むのはそのせいでしょうか。
白ワインに入れて花の色の変化で遊んでみたりしましたが、毎日5~8輪ほど、どんどん開花し続けています。他に何か出来ないかと思い探してみると、花の砂糖漬けのレシピを見つけました。フランスでお土産によく買っていた花やハーブの砂糖漬け、クリスタリゼ を作れそう。
難しいことは何もなさそうなので、さっそくチャレンジ。朝咲いた花を摘んで、よく洗います。
用意するのは、卵と水。
卵白だけ、水50ccと混ぜ合わせた液を作り、そこに花を浸します。
卵白液をよく振り落とした後で花に砂糖をまぶすのですが、お料理にはオリゴ糖を使っていて普通の砂糖はキッチンにありません。コーヒー用のグラニュー糖で行なってみたらなんとなくピンとこない。紅茶に浮かべるなどであれば良いのですが、貴婦人を気取って(笑)お茶のお供に指で摘んで口に運ぶには甘さを強く感じ過ぎるし、一度にたくさん食べる訳ではないけれど、白砂糖をそのまま口に運ぶことはなんとなくギルティな感じ。 そこで、仲良くして頂いているビューティジャーナリスト YUKIRIN さまにご相談。オーガニックのお砂糖でオススメはありますか?とお聞きしたら、想像の上をいくアイテムを教えて頂きました。自宅では砂糖を使わないというYUKIRINさまのオススメは、LOHAStyle のエリスリトール。
希少糖分甘味料、と記されているこちらは、とうもろこしのブドウ糖を酵母で発酵させたアルコール由来の天然甘味料。消化されにくく、厚生労働省にもカロリーゼロと認められています。
味見をしてみると、ひんやりと軽い冷感があり、甘さは砂糖より強くありません。
粒が細かく軽いので、ボリジの花びらとの馴染みも良いです。
裏表とも、たっぷりとまぶして。
固まるまで触れずに乾燥させます。 YUKIRINさまのおかげで、ギルティフリーなボリジの砂糖漬けが完成です!花のシーズンが終わるまで作り続けようと思います。
砂糖も小麦粉も不使用の『米粉ベイクドクリームチーズケーキ』が紹介されている YUKIRINさまのInstagram はこちらです。
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