国際女性デー(IWD : International Women's Day)の今日、ぜひお読み頂きたい書籍があります。
ル パルファン ある感覚時代をいろどる香りとミューズたち / フレグランスジャーナル社
"本書は、南フランスの香水の街、グラースにある国際香水博物館で開催された展覧会の図録を再構成し、1900 年から2011 年まで、その年を代表する香水を紹介しています。
香水は芸術であると同時に「社会情勢を映し出す反射像」でもあります。各年を象徴する香水と、香水のトレンドやフランス国内のニュース、さらにはその時代に香り立つように鮮やかに輝いた女性を、見開きで大胆に配置。
手に取った誰もが、まず自分の生まれた年の香水を探すことを愉しみ、そこから過去にさかのぼり、現代まで頁を括り、香水を通してこの100 年を多面的に捉えることができます。
各年に紹介される女性たちの生き方は、様々なことにチャレンジをする多くの現代の女性に勇気と冒険心を与えることでしょう。香水を愛するすべての方に。"
- フレグランスジャーナル社公式サイトより
1900 年から2011 年までの、その年を代表する香水と、時代を駆け抜けた永遠に語り継がれる女性たちの姿をぜひご覧ください。
1975年、国連により3月8日が国際女性デーと制定されました。この年を代表する香水として紹介されている香水は『クロエ』。見開きの左のページには、1963年の創業時にクロエのヘッドデザイナーであり、1983年に去るまでブランドを率いたカール・ラガーフェルドについて書かれています。 海外の書籍の翻訳された日本語版は表紙などのデザインが日本人受けするように変更されてしまうことが多いのですが、この本は強くお願いしてフランスのオリジナルと同じデザインで刊行して頂きました(日本の書店の棚には大き過ぎて並べられない、ということで判型はひとまわり小さくなっています)。日本グラフィックサービス工業が主催する、ジャグラ作品展(平成27年度)にて「ルパルファンある感覚」は、日本印刷産業連合会会長賞に選ばれました。美しい本ですので、ぜひお手にとってみてください。お部屋に一冊、置いて頂けたらとても嬉しいです。 発売時にグラース市の方に取材して頂き、市の広報誌の記事にして頂いたことも、嬉しい思い出です。
それにしても、地続きの為にイタリア、モナコ、フランスと、コート=ダジュールの海岸沿いにも感染が広まり始めたCOVID-19、心配です。
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