今日のブログは「その香水に興味を惹かれる理由」。もちろんその理由は様々です。
下の画像は2018年に訪れたコルシカ島。
林の中で初めて見たコルクガシの木。剥がした樹皮がコルクになります。
ワインの栓はもちろん、父が飲んでいたビール瓶の栓の内側にもコルクが薄く貼られていたし、コルク底のサンダルはとても歩きやすかったことなど思い出しつつ眺めていました。
もう一つ思い出したのがこちら。
何だと思いますか?
グラースの香料会社で、今も使われている道具です。
こちらの香料会社では、抽出したばかりの天然香料を入れたガラス瓶の栓にコルクを使用しています。コルクの特性として、液体が染み込まないこと、薬品等に対しての化学作用を及ぼさないことがありますので香料の管理に向いています。ワニ型の道具は、昔からの行い方そのままに、コルクを瓶の口の大きさに合わせて嵌めやすいように柔らかくするための道具なのです。 最近紹介して頂いたあるフレグランスブランドの香水ボトルは、キャップにコルクが使われていました。そのブランドの考え方、在り方が、コルクを使用することにも象徴されている気がして、とても興味を惹かれた訳です。まもなく日本初上陸するこのフレグランスブランドについては、嬉しいことに6月12日(土)の『香りのおしゃべり会 第46回』でご紹介して頂けることになりました。皆さま、ぜひお越しくださいね。 ということで「その香水に興味を惹かれる理由」は様々ですが、今回は香水瓶のキャップが、興味の引き金の一つになりました。
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