節分を前にして、ぐっと冷え込んでいますね。緊急事態宣言も当初の予定通り終わるのかどうか、中原中也ではないけれど異国を旅したい気持ちは募るばかり。もやもやするうちに、南フランス在住の友人が今を盛りと咲き誇るミモザを送ってくれました。細かい花粉を吸い込まないように香りを嗅いでみます。
青いバナナの様な香りがぎゅっと圧縮された、このひと茎でむせるほどの香りです。現地で花粉症のような症状が出る人もいるのは、さもありなん。山全体がこの小さな花で黄色に染まるのですから。
「ミモザ、それは冬の太陽」
今、夢中になって読んでいる本です。こちらも南仏の友人が、発売と同時にサイン入りで送ってくださった大切な1冊。今年1回目のラコゼのEニュースレターでも取り上げようと思っているミモザについての章はイラストもステキ。ミモザ街道の途中のカンヌでも最高峰のホテル、インターコンチネンタル カールトン ホテルが描かれています。
ジャン=クロード・エレナの筆を追うことに夢中になっていて集中しすぎたのか、不順な天候と寒さのせいか、はたまた近づく満月のせいか、就寝中の真夜中にひどい頭痛が起きて一泊入院の憂き目に。丁寧に検査をして頂き幸いにも大したことはなかったのですが、ホッとすると同時に、今、入院する立場になってみて医療現場の人々にあらためて尊敬の念を抱きました。そして、命に別条ない症状でも病室に一人は心細いもの。とにかく、健康管理を第一にしなくては。
なので、少しのんびりの週末。
庭では菜の花が、もう盛り。ミモザのように猛々しくはないけれど、可愛らしく、匂い高き冬の花。蜂たちも寒い中で大忙し。
とぼんやりしていたら、もぎたての金柑を頂きました。
さっそく、切れ目を入れて、種を取って、グツグツ。 南仏の金柑も美味しかったけれど、冬でも陽射しが強いせいか、日本のものよりも皮が固かった。
天然甘味料エリスリトールを使って、カロリーゼロ、血糖値に影響しない美味しい金柑のシロップ煮ができました。これもビタミンCがいっぱいの冬の太陽。 皆様もご自愛くださいね。
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