地引 由美 Yumi JIBIKI
一つの香りで溶け合うように過ごす
豪雨の災害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。 7月も早々に過ぎ行き、今宵はもう七夕です。長くお会い出来ていないステキな方から紫陽花のメッセージカードを添えて、季節のお菓子をお送り頂きました。お心にかけて頂き嬉しいです。

短冊に願いを書きました。

口に入れるのがもったいない気がして、旧暦の七夕まで飾っておくことにします。

毎年、梅雨空で織姫と彦星の逢瀬は叶わないことが多いですね。年に一度のこの夜に、二人はどのような香りを纏うのかしら、と想像してみたりします。 英語で for women・for men フランス語で pour hommr・pour femme イタリア語で per donna・per uomo という香水の女性用、男性用、という表記を含んだネーミングも最近は少なくなってきました。香水の世界もジェンダーがますます緩やかになりつつある昨今、織姫と彦星も二人で気に入った一つの香りに包まれているのかもしれませんね。一つずつ『所有』するよりも一つを『共有』することが時代の雰囲気にも添っているもかもしれません。

笹竹の緑のような色の刺繍が美しい新しいレオタードが届いたので、梅雨時のレッスンも頑張れそうです。蒸し暑さに負けず、しっかり水分補給しながらの体力づくりを続けたいものです。