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  • 執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

今年の色と香水と

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。  covid前までは元旦から頑張らなきゃ、と年末から忙しくしていましたが、ここ2年ほどで自分のリズムが変わり今年はゆっくりさせて頂きました。ラ コゼット パフュメの会員様向けのメールニュースも本日の配信分が今年の1回目です(もし届いていな場合はご連絡くださいね)。  さて毎年恒例ですが『2023年の色』が発表されています。世界共通の色見本帳で有名なアメリカのPANTONE(パントン)社が選んだのは

❤️ビバマゼンタ(Viva Magenta)

すこし濃いめの赤に黒が混ざったような色で、堂々とした印象。

「私たちの精神に活力を与え、内なる強さを構築する手助けする色」

「天然染料が由来であり、もっとも強く明るい赤系統」

だそうです。


そしてJAFCA(日本流行色協会)から発表されたのは

💛ルミナスイエロー(Luminous Yellow)

心がほっと落ち着くような淡い優しさを感じる色合いで

「優しく穏やかで、希望を感じさせてくれる色です」

「淡く柔らかい色は不安で固まった心にも無理なく入っていきそっと癒し、明るい気持ちにしてくれるのではないでしょうか」

とのことです。


手近にある香水のうちからそれぞれの色に近いものをいくつか出してみました。


❤️サムサラ / ゲラン

ジャスミンと白檀が美しい香り。ロベール・グラネによるボトルデザインは大地から立ち上がる踊り手の姿を思わせるフォルムに印象的な赤。


❤️レ ノンブル ドール ウード / モナ ディ オリオ

エドモン・ルドニツカのもとで学んだ後に自身のブランドを立ち上げ熱狂的なファンを得ながらも2011年に若くして他界したモナ・ディ・オリオの香り。キリッとしたアクセントがありつつもまろやかで柔らかなウード。


❤️カンタベル / ガリマール

1747年にグラースで創設された香料会社ガリマール社のカンタベルはイタリア語で『美を歌う』という名前。スイートなベリーの香りとソーピーなホワイトフローラルをパチュリが引き締めています。




💛レール デュ タン / ニナ リッチ

不動の人気を誇るスパイシーフローラルノート。JAFCA(日本流行色協会)が色に込めたメッセージ「つながる」「共生」「癒される」はボトルに浮き彫りにされた二羽の鳩からのメッセージの様です。


💛ソルテッラ / リベルタ パフューム

冬の太陽から降り注ぐのは冷たく凍える土を温める慈愛の光。夏に咲く向日葵からインスピレーションを受けたこの香りですが、寒さの厳しい冬でも、この時期に実る柑橘の果実を連想させるシトラス感が心地よくて、空気の冷たい季節に纏うのもまた一興です。


💛ジョルジオ / ジョルジオ ビヴァリーヒルズ

有無をいわせずカリフォルニアに連れていかれるような(笑)パワフルな香り。トップノートはオレンジフラワーとアプリコットですが、色のイメージからでしょうか、お客様からは「パイナップルの香りですか?」とよく聞かれました。



 色から選ぶ香水選びも、楽しいですね。

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