敬愛する中野香織さまの新著「『イノベーター』で読むアパレル全史」。発売日に合わせて、今年初めてのラコゼでのご講演をお願いしました。なかなかブログかけずにいる間に、なんと2月10日に増刷が決定したそうです。おめでとうございます!
ご講演の当日、会場での販売の為にご用意して頂いた書籍も完売して、ご予約頂いていたのにお求めになれなかった方が。重々お詫びの上、中野香織先生にサインを入れて頂いた後で郵送させて頂きました。
しかし、いつもながら中野香織さまのご本は興味深くとても勉強になるのですが、ご講演はさらに面白くて。ここだけの話も色々(笑)お聞かせくださいました。 香水とファッションは強く結びついています。その影響が最近かなりはっきりと現れていて、私がこの日興味をもったのは、グッチのアレッサンドロ・ミケーレのこれまでとこれから。香水において tacky は成立するのか否か?!そして現セリーヌ のエディ・スリマンと彼の思考。もっと知りたくなりました。
事前のお打ち合わせで紹介したい香水のリストをお送りしたところ「ラコゼだから…」と、ご講演の内容も香水を出しているブランドの話題にフォーカスしてくださいました。 今回は少しでもお話の時間を減らしたくなくて、途中で付香&ムエット配布はしないことにしました。でも、どうしたら香水についてあまり知らない方でも迷わずに14種類の香りを試していただくことができるかしら?と考えて、カードポケットシートに、会場入りする直前に香りをつけてナンバリングしたムエットをセット。 2枚合わせて扇型にしたムエットを14種類 × 27名分で378個、夜、バレエの動画を見ながら手だけ動かして、何日かかけて少しずつ作りました。香りを最高の状態で感じて理解していただく為なので作るのは全く苦にならないけれど、次にこのようなセッティングが必要になった場合は、アシスタントの方の他にも誰かお手伝いを募ろうと思います。その時は皆さまどうぞ、手をあげてくださいますよう平にお願い致します。 そして中野香織さまのご人徳で、フレデリック・マル、クリスチャン・ルブタン 様から「ご参加の皆様へ」とテスターやパンフレット、サンプルのご提供を頂きました。有り難うございました。
ファッションで時代を動かしてきたイノベーティブなデザイナー、クリエイターのお話を聴きながら、有名な漫画のセリフを真似て「イノベーターに! 俺は(私は)なる!!!」という気持ちで、今年は色々チャレンジしていこう!と。 増席につぐ満席で、とうとう私の椅子までなくなってしまった会場で、背筋を伸ばしてそう強く思ったのでした。
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