地引 由美 Yumi JIBIKI
体も心も動かして美しく整える
体を整えれば気持ちも整う、ということで巷ではサウナが人気の様ですが、私の心身を整えるのに最適なのはクラシックバレエのレッスン。今は大人向けのクラスに通う様にしています。 コロナの影響で入荷が遅れがちだったロシア製のトウシューズは、ウクライナ侵攻以来さらに入手するのが難しい状況になりました。私も GRISHKO(グリシコ)とか R-CLASS(アールクラス)の他に国産のブランドで足に合うシューズを探しておいた方が良いかと、ファーストポワント以来何十年ぶり?日本のバレエ用品の老舗、チャコットに出かけてきました。

公園通りにあった渋谷本店がクローズし、3月12日(土)に新しくオープンしたのは代官山本店です。バレエ用品の売り場とレッスンスタジオだけでなく、レストランとカフェCoteau(コトー)があるのでトウシューズフィッティングまでの間にランチを頂きました。

イタリアBerkel社製スライサーでスライスされる24ヶ月熟成パルマ産プロシュートがおすすめとのことでシャンパーニュと合わせてお願いしました。久しぶりのチャコットとの再会に乾杯。

お料理は、以前はコースのみの提供だったそうですが、現在はアラカルトでもお願いできるようになったとのことで、エビと空豆のグラタンをお願いしました。

リズム良く調理が進んでいくオープンキッチンの様子を見ながら頂くとより美味しい。

チャコット代官山本店では月毎に館内のテーマがあるそうで、3月から4月上旬は『眠れる森の美女』。限定のデセールはオーロラ姫をイメージしたメレンゲ菓子、パブロヴァ。ローズが香るマリーアントワネットティーとフランボワーズを合わせたシロップがフレッシュな、軽やかで豪華な味わいの一品でした。

テラスには鮮やかな黄色のミモザの花が咲いていました。夜もきっと素敵でしょうね。

レッスンスタジオの受付前にディスプレイされているのは、オーロラ姫のお衣装。総合芸術と言われるバレエの魅力を五感すべてで満喫できる素敵な場所ができたことが、とても嬉しいです。

時間になったので、トウシューズ フィッティングへ。

じっくりしっかり6足を履かせてもらい、とても良いものがみつかりました。久しぶりの代官山でしたが、意外と近かったので後日レッスンにも参加してみました。

季節はどんどん移り変わりますね。少し体調を崩していましたが、色々な方のサポートを得てようやく回復。体も心も動かして、健康と美しさをキープしたいものです。

少し迷路の様になっている館内には南仏のホテルの様に寛げるテラスもありました。レッスン待ちの間やレッスン後のひと時にのんびりと過ごせそう。コロナ禍でお気に入りのお店が閉店してしまったことを思うと、応援したい場所には頻繁に足を運ぼうと思います。