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執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

7月の最初の日

「昨年2023年、東京都心では7月に最高37.7℃を記録し、最高気温35度を超える猛暑日を22回、最高気温30度を超える真夏日を90日も観測するなど、記録的な暑さとなった。2024年は、この暑さを上回るかもしれないという。」※FNNプライムオンライン 5月20日より

今年はラニーニャ現象のせいで観測史上1位の暑さになるかも、という文面を見ただけで、ため息が出ます。暑さのせいで庭の植生も変わってきているし、来たる暑さに負けじと、植物の勢いが猛々しいように感じます。 暑さだけでなく、湿度も問題。気温34度の時でも、湿度が50%以下なら汗が蒸発しやすいので体温は下がりますが、湿度85%程になると汗は蒸発しにくくなり、体温は上がってしまいます。お部屋には湿度計も置いておきましょうね。


香りは匂いの粒子が蒸散して動く時に心地よく感じるものです。夏の湿度の高い日の湿り気を帯びた空気は重く動きにくいので、肌につけた香りも留まったまま広がりにくく、さらに肌表面で蒸発しない汗と混じり酸化しがちです。6月のラコゼに参加された方は、試香した ハコネロテン / ショーレイヤード の、オードトワレとアルコールフリーの拡散の仕方の違いや、肌の上での保香性の違いを思い出してみてください。今日の様なお天気ではアルコールの力を借りても、香りの立ち方がとても重い。

部屋を出た途端に押し寄せるもったりとした空気を感じながら出かけました。湿度をかき分けながら歩く感じがなかなか辛いので、視覚的にも感覚的にも、何か動きを感じたいと思い、とても軽いスカーフをしていきました。ふわっと冷房の風がきた時など、スカーフが動くと、より涼しさを感じます。これはだいぶ前にグラースの洋品店で購入したもの。色合いも質感も肌あたりも良くて、夏のおしゃれに重宝しています。このスカーフに レインブロッサム / リベルタパフューム を軽めにつけました。

今日はこちらへ。日比谷ミッドタウンにあるスターバックスです。難関試験を突破したコーヒーのプロ、ブラックエプロンのバリスタの方にコーヒーを淹れて頂きました。カップを口に近づけた時のトップノート、口に含んだ時のミドルノート、喉を滑り落ちていく時のラストノートと、香りと味の変化を贅沢に味わいました。この嗅覚と味覚のトップ、ミドル、ラストの移り変わりは、フランス人のソムリエの方と香水について話していた時に彼が言っていたこと。「香りだけでなく味の感じ方もあるから、ワインの方がすごいでしょ」と言われたので、話が白熱した記憶があります(笑)。


いつもどこか抜けているのに、7月最初の今日も大失敗。月曜日って美術館は休みでした。迷宮の様な新宿駅構内を抜けてようやく辿り着いたのに、お誘いした方にもたいへん申し訳なく。

ロートレック展。またあらためて。美食家で健啖家だった彼の一面も展示内容にあるかどうかも、楽しみです。

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