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  • 執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ - 軽やかさの工房

ミッドタウンホールで開催中の 詩と映像で綴るエルメスシアター『LA FABRIQUE DE LA LÉGÈRETÉ―軽やかさの工房

を観覧してきました。



エルメスのアーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシィ・デュマが選んだ2022年の年間テーマ「もっと軽やかに」を表現するスペクタクルです。



開演前の会場は、映画のセットの様な雰囲気。



子供のペガサスが旅をしながら大人になってゆく物語を、繊細な手の動きが織りなすダンスや、ミニチュアの小道具とライブ映像で表現する6幕のファンタジックなストーリーです。



一幕目。



反転する世界。最初は驚いてしまうけれど、いや、実は悪いことではないのかもと感じさせる幕開き。



2枚目の画像の砂漠のセットは、旅する渡り鳥ならぬ、渡り手袋のためのものでした。セットの奥のダンサーの手の動きが美しい。カメラマン役もディレクター役の方も、何気ない様でいてポーズがかっこいい。



3枚目の画像のセットは、大人になって結婚したペガサスの日常の生活のシーンでした。奥様のペガサスはルージュ エルメスを手に取ります。



H24のボトルは、奥様ペガサスから旦那様のペガサスへ手渡されます。ステキ。



ケリーバッグのオペラは、品格と子供の無邪気さが同居したパフォーマンスで、楽しさいっぱい。稚気、愛すべき、です。



このスペクタクルを創り出したのは、ベルギー出身のデュオで、映画監督・演出家のジャコ・ヴァン・ドルマルと振付家のミシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、およびダンスカンパニーのアストラガル



最後のコンテンポラリーダンス、美しかった。風の演出のためのブロワーの送風口のカバーが外れてしまったのはご愛嬌。パフォーマンスは一期一会ですからそれも含めて面白がります。



『反転した世界』から『無重力』へ。コロナ禍の大混乱を乗り越えて軽やかな世界へと。明るいメッセージを受け取りました。心も体も軽やかに。楽しく過ごせそうです。



さぁ、今日はエルメスの香りを纏おうっと。

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