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  • 執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

ラブソルーのブランドセミナー

イタリアの歴史的化粧品ブランド Marvin を築いたマートン家の子孫であるジョルジアとアンブラの姉妹が、伝統とセンスと香水への愛情から生み出したフレグランスブランド LabSolue ラブソルー。ブランド名は、研究所=ラボラトリー laboratory と、絶対的な、そして香料のアブソリュートにもかかる absolue からなる造語です。世界初のパルファムホテル Magna Pars マーニャ パルス の68室ある各部屋ごとの香りを割り当て、ミラノのおしゃれな雰囲気を感じさせるシンプルで美しいボトルのラベルにはその部屋の番号が記されています。2021年にISETAN SALONE でご紹介いただいた時に、パフューマーの名前を見て驚いたものでした。キャバリエが?ペルグランが?ナタリー・ローソンにアニック・メナルド?大御所からすでに著名な新進まで、名パフューマーが勢揃い。1940年からOEM企業としても信頼を得てきた故のコネクションですね。

今日は、LabSolue Brand Seminar に参加させていただきました。UPPER HOUSE 代表の ジョイ氏と、ゲストスピーカーの香水ジャーナリスト YUKIRIN氏 のお話をお聞きしながら香りを試香していきます。



UPPER HOUSE という社名は、お家の中の生活をより心地よく上質なものにしていきたいというジョイさんの思いが込められたもの。実はスクラブをはじめとするボディケア製品が日本でも大人気になった SABON を日本に導入したのもジョイさんとのこと。2017年からは日本でもこれまで以上にフレグランスの人気が出るはず、とラブソルーをローンチさせたそうです。そのきっかけは、インスタグラムで見たパルファムホテル Magna Pars マーニャ パルスの1枚の画像だったそうです。


ラブソルーの香りは『フラワーズ』『フルーツ&アロマティックス』『ウッズ』の3グループに分けられていて、ボックスに結んだリボンの色もピンクゴールド、イエローゴールド、ブロンズ、とそれぞれ異なっています。オードパルファムの他にもホームメイドキャンドル、ホームフレグランス、バス・ボディライン、ハンドリフレッシングジェルを展開されています。



私は『フラワーズ』のグループに好きな香りがたくさんあるのですが、香水ジャーナリスト YUKIRIN氏のお話を聞きながら試香した 30 Robinia ロビニア の香りの良さに今日、開眼しました(笑)。ジャック・キャバリエの調香の ロビニア は、地中海沿岸のニセアカシア(ハリエンジュ)の放つむせる様なフローラルスイートノート。軽やかだけど、香りの密度はぎっしりめ。でも纏っていて重さは感じないという絶妙な香らせのセンスに、手練れの技を感じます。ナチュラルなフローラルノートが好きだけれど、おしゃれ感も欲しい!という方にとてもおススメしたい。



4月24日(水)には、オーデパルファムのポーチインサイズ 20ml スプレー(9,900円) が発売されます。 ▪︎ 15 LAVANDA ラヴァンダ

▪︎314 CEDRO チェドロ

▪︎ 19 Legno di Guaiaco レーニョ ディ グアイアコ

3種とも素晴らしいのですが、ダフネ・ブジェ作の 19 Legno di Guaiaco レーニョ ディ グアイアコ は特にステキです。涼やかさを感じるウッディノートは、年々夏のスタートが早まる日本で、オールシーズン愛せる香りで、女性にも、男性にも。年代を問いません。



20mlボトルを3本、並べてみました。ボックスの紙はムエットと同じ素材とのこと。手触りが優しくて嬉しい。ブロンズカラーのリボンで止められたブランドカードの裏にはメッセージを記すことができます。その様なブランドのセンスも魅力的。5月の母の日、6月の父の日に、ギフトとして人気になりそうですね。 そして、4月1日(月)に発売となった 14 ANGELICA アンジェリカ。昨年のサロンドパルファンで先行発売されていましたが、待望の本発売です。ボトルの写真を撮り忘れてしまいましたが、魔除けとしても使われていたハーブであるアンジェリカは、新生活や新しいことを始める際のお守りにも良いですよ、とYUKIRINさま。肌に残るのはスチームアイロンをかけたリネンのようなクリーンな香りです。この香りの移り変わりも、とっても興味深い。


今、サロンにあるのはこの5種類です。アンジェリカ、もしくは、20mlスプレーか、今日ご紹介いただいたどれかを欲しくなりました。数が増えても必ず使い切れそうなのが、ラブソルーの香りたち。



身近な小物に、ラブソルーの香りを吹きかけておきたくなります。実は今、足を骨折していまして、ギオプシーネ(取り外せる添え木ですね)を固定するための包帯を毎日巻き替えている私は、巻き終えた最後に 314 CEDRO チェドロ をドロッパーで何滴か落としています。快活なイタリアンセドラの香り、元気が出ますよ。ピンポイント過ぎるシーンでの使い方だとは思いますが(笑)心地よい香りはどんな状態の時にも愛用したくなります。

ジョイさんとYUKIRINさんの楽しいYouTubeも、ラブソルーのサイトからぜひチェックしてみてくだいさね。

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