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  • 執筆者の写真地引 由美 Yumi JIBIKI

東京バレエ団の感動の白鳥の湖

先月、東京バレエ団の公演を上野文化会館で鑑賞しました。会館のホワイエでは、どなたでも入場できる上野の森バレエホリデイというイベントが開催されていました。

この日は、1982年に 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の舞台芸術の部門を担当する国際演劇協会(International Theatre Institute:ITI)のダンス委員会が制定した『国際ダンスデー』。

バレエショップの出店などの他に、昨年春に東京バレエ団のプリンシパル契約を終えられてゲストプリンシパルになられた、上野水香さんの白鳥&黒鳥のお衣裳がディスプレイされていました。言わずもがなのことですが、ウェストが細い。

さて、この日はバレエといえば…の王道作品『白鳥の湖』。オデット / オディールはロールデビューのソリスト 榊優美枝さんで、ジークフリート王子はプリンシパルの柄本弾さん。 開演前に、柄本さんのマネジメントのKさんから「柄本は今回、榊さんとペアを組むことをとても楽しんでいましたよ。34歳になり、他のダンサーをプロデュースする様な活動にも興味を持ち始めたようですので」とお聞きしました。Kさん、とても良いお席をご準備いただき有り難うございました。

榊さん、どれほどお稽古されたのでしょうか。柄本さんの薫陶を受けての素晴らしいデビューでした。白鳥と王子が出会う第二幕では、二人が醸し出す切なさにもう涙が止まらなくて。柄本さんの大切に包み込むようなホールドを受けてのパドゥドゥは、劇場全体にエレガンスのさざなみを引き起こす様でした。

第一幕・第二幕の後の休憩で客電がついたら、前後のお客様も皆、涙していて、知らない方々と顔を見合わせて「よかったですよね〜」と笑い泣き。 榊さんは白鳥では要所要所で片足バランスの粘りで美しさと強さを見せ、黒鳥では股関節の柔らかさを活かした脚の使い方で大胆さを表現。グランフェッテはダブルをいれつつ安定した回転でした。テクニックは十分、そして教科書通りのオデット / オディールでなく初挑戦なのに彼女なりの表現も魅せてくださいました。第二幕・第四幕の四羽の白鳥、三羽の白鳥も素晴らしかったし、第三幕の各国のソリストにも魅せられました。 この日の素晴らしい舞台のすべてを纏めたのは柄本さんですよね。気品あふれる王子でありつつも、第三幕のお城の舞踏会で、オデットの羽を弄びながら退屈しきっている演技もとてもチャーミングでした。 幕が降りた後、1階席は全席スタンディングオベーション。

終演後に特別にお目にかからせて頂いたのに、お伝え出来たのは「涙が止まりませんでした。柄本さんほどエレガントで愛に溢れた王子は観たことがありません♡♡♡」だけで…「ありがとうございます。とっても嬉しいなぁ」と柔らかに返してくださいました。

涙でアイメイクがすべて落ちていて、なぜかリップも落ちてる(笑)、まぁ、私の顔は良いとして。柄本さんが右手を後ろにしているのは、私の前の方からのプレゼントを持っていて、それが写らない様にしてくださっているのです。そんなお気遣いにも、さすがバレエ団を引っ張っていくプリンシパル!と思いました。 いつもバレエ公演は直前になって自分のスケジュールが空いていて、良いお席が残っていれば観に行く、というスタンスなのですが、この日はフレグランス&ビューティ業界の方々と並んで(一緒に涙しながら)鑑賞、そして終演後には興奮冷めやらないままに感想を語り合えた、そんな時間もスペシャルでした。

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